医療用医薬品成分

スルファジメトキシン

解説

『スルファジメトキシン』は、感染症などの薬に用いられる医薬品成分です。

作用

葉酸合成の過程でパラアミノ安息香酸と競合して病原微生物のDNA・RNA合成を阻害する作用があるため、病原微生物の増殖を抑制する効果を示します。この成分は細菌・ウイルス・真菌などによる感染症に有効です。

使用上の注意

使用してはいけない場合

スルファジメトキシン過敏症、サルファ剤過敏症、妊娠末期

慎重に使用すべき場合

血液障害、肝機能障害、腎機能障害、気管支喘息、薬剤過敏症の既往、妊婦

副作用

食欲不振、吐き気、嘔吐、頭痛、過敏症(発疹)、下痢、発熱

重大な副作用

間質性肺炎、再生不良性貧血、中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、溶血性貧血

本成分を用いた医薬品

[先発品]

アプシード