医療用医薬品成分

酸化マグネシウム

解説

『酸化マグネシウム』は、消化器系の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

この成分はアルカリ性であるため、胃酸を中和して胃粘膜に対する刺激を緩和する効果があります。また胃酸と反応して塩化マグネシウム(MgCl₂)となった後、腸内において難吸収性の重炭酸塩(Mg(HCO₃)₂)又は炭酸塩(MgCO₃)となり、浸透圧維持のために腸管から水分を奪う作用があるため、腸管内容物を軟化させて便の非出を助ける効果を示します。

使用上の注意

慎重に使用すべき場合

腎機能障害、心機能障害、下痢、高マグネシウム血症

副作用

高マグネシウム血症、下痢

本成分を用いた医薬品