医療用医薬品成分

クエン酸ジエチルカルバマジン

解説

『クエン酸ジエチルカルバマジン』は、感染症などの薬に用いられる医薬品成分です。

作用

フィラリアの幼虫であるミクロフィラリアに対して、宿主の抗体産生能および貪食能を促進させることによって殺虫効果を呈するとともに、フィラリア成虫の酸素消費を抑制して死滅させる効果を示します。主にフィラリアの駆除に用いられています。

使用上の注意

慎重に使用すべき場合

妊婦

副作用

血液障害(白血球減少など)、過敏症状(発疹など)、嘔吐、脱毛、食欲不振、吐き気、下痢、腹痛、頭痛、めまい、ねむけ、倦怠感

重大な副作用

発熱、リンパ節の腫れ、むくみ、かゆみ、悪寒、仙痛、筋肉痛、皮膚炎、アレルギー性脳炎

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

スパトニン