医療用医薬品成分

塩酸トリメタジジン

解説

『塩酸トリメタジジン』は、心臓の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

プロスタグランジンF₂αによる血管収縮を抑制する作用があるため、冠状動脈を広げて心筋への血流量を増加させる効果を示します。また、心拍数を減らしたり心筋を保護する作用、血小板の凝集機能を抑制して血栓形成を防ぐ作用もあるため、主に狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の治療剤成分として用いられています。

使用上の注意

慎重に使用すべき場合

腎機能障害、妊婦

副作用

胃部不快感、倦怠感、動悸、頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、食欲不振

重大な副作用

過敏症状(発疹、発熱、かゆみなどのアレルギー症状)

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

バスタレルF