医療用医薬品成分

塩酸トリエンチン

解説

『塩酸トリエンチン』は、代謝性疾患の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

体内に過剰に蓄積した銅イオンと結合して尿とともに排泄させる作用があるため、銅イオンが肝臓・脳・角膜窓の組織へ沈着するのを防ぐ効果を示します。銅イオンと結合する力はそれほど強くありませんが副作用も少ないため、第一選択薬であるペニシラミンが使用できない場合でも問題なく使用することが出来ます。

使用上の注意

慎重に使用すべき場合

重度合併症、薬物アレルギー、妊婦

副作用

頭痛、振戦、吐き気、胸焼け、胃部不快感、鉄欠乏性貧血

重大な副作用

間質性肺炎、全身性エリテマトーデス様症状

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

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