医療用医薬品成分

塩化レボカルニチン

解説

『塩化レボカルニチン』は、代謝性疾患の薬に用いられる医薬品成分です。

作用

アミノ酸の誘導体で、脂肪酸の代謝やミトコンドリアの機能にかかわるなど重要な役目しているカルニチンが欠乏している時に用いられます。また、体に有害なプロピオニル基をプロピオニルカルニチンとして体外へ排泄するとともに、プロピオニル基により害を受けるミトコンドリア機能を保護して代謝を賦活させる効果もあります。

使用上の注意

使用してはいけない場合

塩化レボカルニチン過敏症

慎重に使用すべき場合

重度腎機能障害、末期腎疾患、高齢者、妊婦

副作用

食欲不振、下痢、軟便、腹部膨満感、顔面のむくみ、血尿、貧血

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

エルカルチン