医療用医薬品成分

硫酸フラジオマイシン・吉草酸ベタメタゾン

解説

『硫酸フラジオマイシン・吉草酸ベタメタゾン』は、皮膚の薬抗生物質ホルモン剤に用いられる医薬品成分です。

作用

細菌の成育に必要なタンパク質合成を阻害して細菌の増殖を抑える硫酸フラジオマイシンと、強力な抗炎症・アレルギー作用を持つ副腎皮質ホルモンの吉草酸ベタメタゾンを配合した成分で、炎症による腫れ・痛み・痒みなどを和らげる効果を示します。

使用上の注意

使用してはいけない場合

硫酸フラジオマイシン・吉草酸ベタメタゾン過敏症、アミノグリコシド系抗生物質過敏症、バシトラシン過敏症、細菌皮膚感染症、真菌皮膚感染症、ウイルス皮膚感染症、動物性皮膚疾患、湿疹性外耳道炎、重度火傷、重度凍傷

副作用

易感染症、にきび、発疹、皮膚萎縮、毛細血管拡張、魚鱗癬様皮膚変化、色素脱失、紫斑、下垂体・副腎皮質系の機能抑制

重大な副作用

眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障

本成分を用いた医薬品

[先発医薬品]

ベトネベートN