作用
多剤耐性ウイルスにも効果の高い抗HIV薬(非ヌクレオチド系逆転写酵素阻害剤)成分で、ヒト免疫不全ウイルスの増殖に必要な逆転写酵素を阻害する作用があるため、ヒト免疫不全ウイルスの増殖を抑制する効果を示します。しかし、HIVは薬剤に対して耐性を生じやすいので、必ず他の成分と併用して使用されます。
使用上の注意
使用してはいけない場合
硫酸アバカビル過敏症
慎重に使用すべき場合
腎機能障害、肝機能障害、妊婦
副作用
嗜眠、呼吸困難、咽頭痛、筋肉痛、筋変性、クレアチニン上昇、倦怠感、浮腫、リンパ節腫脹、血圧低下、粘膜障害、頭痛、発熱、吐き気、嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛、疲労感、口内炎、せき、関節痛、乳酸アシドーシス及び脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝)
重大な副作用
多形紅斑、急性呼吸促迫症候群、呼吸不全、腎不全、結膜炎、アナフィラキシー、膵炎、過敏症状(発疹、かゆみなど)、中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、肝不全