糖タンパクを分解する酵素の一つである「N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ(NAG)」の値を測定する検査。
N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼは、腎臓の近位尿細管に多く存在するが通常、尿中にはほとんど排泄されないため、その値の異常は「尿細管障害」や「腎臓疾患」などの診断指標となる。
7.4U/L 以下
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。