クレアチニンクリアランス(Ccr)

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検体
血清・尿

アミノ酸の一種であるクレアチンやクレアチンリン酸の代謝産物である「クレアチニン(Cr)」の腎臓における濾過能力を調べる検査。
クレアチニンクリアランス(Ccr)は「血清クレアチニン(Scr)」と「尿中クレアチニン(Ucr)」および「尿量(V)」より以下の式に基づき算出され「腎臓疾患」や「腎機能障害」などの診断指標とされる。

クレアチニンクリアランス(ml/分) = V(ml/分) ✕ Ucr(mg/dl) ÷ Scr(mg/dl)

基準値

男性 40歳 以下 111.4~121.6mL/分
41 - 50歳 104.6~114.8mL/分
51 - 60歳 92.1~103.1mL/分
61 - 70歳 90.1~102.1mL/分
71歳 以上 78.5~91.5mL/分
女性 40歳 以下 111.1~118.9mL/分
41 - 50歳 87.9~96.1mL/分
51 - 60歳 78.9~88.1mL/分
61歳 以上 74.9~81.3mL/分

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 末端肥大症
  • ネフローゼ症候群
  • 発熱
  • など

低値を示す疾患

  • 腎機能低下
  • 腎不全
  • 腎硬化症
  • 糸球体腎炎
  • 糖原病
  • 心不全
  • ショック
  • 脱水
  • 慢性腎炎
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。