アミノ酸の一種、ロイシンを特異的に分解する酵素である「ロイシンアミノペプチターゼ(LAP)」の値を測定する検査。
この酵素は、肝臓・胆嚢・膵臓・脳・精巣・子宮・胎盤など様々な場所に存在しているが、肝臓や胆道系の異常により上昇する傾向があるため「肝臓障害」や「胆道系疾患」などの診断指標となる。
30~80 IU/L
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。