血清中に含まれるタンパク質である4種類のグロブリンの一つ「α2-グロブリン」の血清総タンパクに対する比率を測定する検査。
血清タンパクは、その約80%が肝臓で作られるが、その大半はアルブミンと4種類のグロブリンであるため、血清総タンパク(TP)に異常が見られる場合、各血清タンパクの増減を比較・観察することで「肝臓疾患」や「悪性腫瘍」など診断指標とする。
分画 | 5.7~9.7% |
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濃度 | 0.43~0.73g/dL |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。