血清中に含まれる様々なタンパク質の総称である「血清総タンパク(TP)」の値を測定する検査。
約80%が肝臓で作られるタンパク質は、主に「アルブミン」と「グロブリン」で構成され身体の各所に用いられるため、その値は「肝臓疾患」や「代謝性疾患」「栄養状態」などの診断指標とされる。
6.5~8.3 g/dL
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。