肝臓や心筋・骨格筋・腎臓・膵臓など、いろんな組織の細胞に存在するアミノ酸の生成に関わる酵素「アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)」の値を測定する検査。
ASTは「グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(GOT)」とも呼ばれ、それが存在する組織の細胞が障害されると血液中に出てくるため、様々な臓器や組織、特に「肝臓疾患」の診断指標とされる。
10~40U/L
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。