腎臓のから分泌されるタンパク分解酵素「レニン」の値を測定する検査。
レニンは、ナトリウムの再吸収・カリウムの排出および血圧の上昇をもたらす「レニン-アンギオテンシン-アルドステロン系」に作用するため「高血圧症」や「アジソン病」などの診断指標となる。
またレニンは、早朝に高く、夕方に低い傾向がある。
レニン活性 (PRA) |
臥位 | 0.2~2.7 ng/mL/時 |
立位 | 0.2~3.9 ng/mL/時 | |
レニン濃度 (PRC) |
臥位 | 2.5~21.4 pg/mL |
立位 | 3.6~63.7 pg/mL |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。