副腎の皮質から分泌されるステロイドホルモンの一種である「アルドステロン」の値を測定する検査。
アルドステロンは主に腎臓の遠位尿細管に作用し、ナトリウムの再吸収およびカリウムの排出など、電解質バランスの維持を担っているため「代謝異常」や「副腎の機能異常」の指標として用いられる。
アルドステロンは、早朝に高く、夕方に低い傾向がある。
臥位 | 29~159 pg/mL |
---|---|
立位 | 38~307 pg/mL |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。