心臓の心筋から分泌される血管拡張作用や利尿作用などを持つホルモン「ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント(NT-proBNP)」の値を測定する検査。
ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメントは、主に心室の心筋から分泌され血圧や体液量の調節に関与するが、心筋に過剰な負荷がかかると高値を示すため「心筋の疾患」特に「心不全」の診断指標とされる。
125pg/mL 以下
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。