「子宮卵管造影」は、子宮内に造影剤を注入し子宮や卵管の形態をX線で撮影する検査。
不妊症の診察で早期に行われる検査で、子宮奇形や子宮内膜ポリープ、子宮筋腫などの診断に用いられる。
概要 | 子宮口からカテーテル(細い管)を挿入し、それを通して造影剤を注入した後、子宮内腔の状態と両側の卵管疎通性などをX線撮影する検査です。子宮の内側の状態や卵管の通り具合、また卵管周囲の癒着など、不妊の原因を調べることが可能となります。 |
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メリット | 卵管が詰まっている場合、その詰まりが軽度であれば、この検査をすることにより通すことができ、妊娠しやすくなります。 |
デメリット | 検査においては、子宮の圧迫や造影剤の注入に伴う痛みが生じます。 |
注意事項 | ①排卵前の出血のない日に行うこと ②当日は入浴、性行為は禁止です ③造影剤、ヨード剤にアレルギーのある人は受けることが出来ない |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。