あらかじめ胸壁に針を刺して空気を送り込んだのち、胸部を約2センチほど切開し、そこから胸腔に内視鏡を挿入して肺を外側から観察する検査。
「胸腔鏡検査」は、「肺がん」や「肺腫瘍」「気胸」など、肺の末梢部に生じた病変の診断に用いられる。
概要 | 胸腔鏡により、病変部の組織を採取してその細胞を調べることもできます。 |
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メリット | 気管支鏡では見られない肺の外側を観察できるため、肺の末梢部の病変の診断に役立ちます。 |
デメリット | 切開が必要なため、一般的には短期間の入院が必要となります。 |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。