セスタミビスキャン
- 検査対象
- 副甲状腺、心筋、乳房
セスタミビと呼ばれる物質を結合させた放放射性同位元素(RI)テクネチウムを体内に注入したのち、シンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「セスタミビスキャン」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ「副甲状腺がん」や「乳がん」、また「心筋異常」によって起こる疾患などの診断に用いられる。
検査の対象となる主な疾患
- 副甲状腺がん
- 副甲状腺腺腫
- 原発性副甲状腺機能亢進症
- 副甲状腺過形成
- 乳がん
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 心不全
- 心筋炎
- 拡張型心筋症
- 肥大型心筋症
- など
備考
概要 | この検査に使用する放射性同位元素（ＲＩ）は、セスタミビと呼ばれる物質を結合させたテクネチウムで、臓器の形や機能、血流状態を確認することができます。 |
|---|---|
メリット | 従来のCTなどでは表わせなかった血流量や代謝機能の情報が得られる他、早期の癌を発見することができます。 |
デメリット | 極めて僅かながら放射線による被ばくがあります。 |
注意事項 | ①妊娠している方は医師に申告する ②金属類をすべて外す |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値＝正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値＝罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。