膣鏡検査
- 検査対象
- 膣、子宮頚管など
膣鏡（クスコ式膣鏡）という器具を膣内に挿入し膣を広げ、膣や子宮頸管などを直接的に目で観察する検査。
「膣鏡検査」は、「膣炎」や「膣びらん」「膣ポリープ」、また「おりものの異常」や「流産の兆候」などの診断に用いられる。
検査の対象となる主な疾患
- カンジダ膣炎
- トリコモナス膣炎
- クラミジア膣炎
- 淋菌性膣炎
- 萎縮性膣炎
- 膣びらん
- 膣ポリープ
- 流産の兆候
- 膣外傷
- 膣がん
- 子宮頸がん
- 子宮頸管炎
- 尖圭コンジローマ
- など
備考
概要 | 膣鏡は膣内を観察できるほか、妊婦健診や子宮頸がんの細胞採取などにも用いることが出来ます。 |
|---|---|
メリット | 膣内を直接目で観察することが出来ます。 |
デメリット | 検査時に痛みや不快感を感じることがあります。 |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値＝正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値＝罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。