鼻腔ファイバースコープ(鼻腔内視鏡)

doctor iat
検査対象
鼻腔、咽頭など

内視鏡の一種である鼻腔ファイバースコープを鼻から挿入して鼻腔・副鼻腔・上咽頭・上顎などの内部表面を観察するほか、組織の採取などをして病変を調べる検査。
「鼻腔ファイバースコープ」は、鼻腔内視鏡とも呼ばれ「副鼻腔炎」や「上咽頭疾患」「上顎がん」などの診断指標となる。

検査の対象となる主な疾患

  • 上顎がん
  • 副鼻腔炎
  • 鼻咽頭炎
  • 上咽頭疾患
  • 咽頭がん
  • 頭蓋咽頭腫
  • 喉頭がん
  • アレルギー性鼻炎
  • 中耳炎
  • 滲出性中耳炎
  • 慢性中耳炎
  • 鼻中隔湾曲症
  • など

備考

概要

鼻から2~4mmの細い内視鏡(ファイバースコープ)を入れ、鼻腔・上咽頭などを観察します。

メリット

細胞を病理検査することにより、癌・ポリープなどの疾患を正確に診断することができ、適切な治療を開始することができます。

デメリット

内視鏡(ファイバースコープ)が鼻を通る際、違和感を感じる場合があります。

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。