TBI(足趾上腕血圧比 、TBPI)

doctor iat
検査対象
血管

下肢動脈の狭窄・閉塞の重症度を判別する検査で、足趾血管の石灰化が進行している場合でも閉塞性病変の存在を知ることが出来る。
「TBI(足趾上腕血圧比)」は、母趾(足の親指)の最高血圧を上腕最高血圧(左右の高い方)で割った値で算出され「バージャー病」「腎不全」「糖尿病」などによって生じる足の血流障害の発見に有用である。

基準値

0.6以上

異常値を示す疾患

低値を示す疾患

  • 下肢末梢動脈狭窄
  • 下肢末梢動脈塞栓
  • バージャー病
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。