cfPWV（頸動脈大腿動脈間脈波伝播速度 、頸動脈大腿動脈間PWV）
- 検査対象
- 血管
心臓が収縮する時に生じる脈波の身体各部間の伝達速度である脈波伝播速度（PWV）を頸動脈と大腿動脈の間で計測する検査。
「cfPWV（頸動脈大腿動脈間脈波伝播速度）」は、「末梢血管疾患」や「糖尿病合併症」「動脈硬化症」などの診断指標となる。
基準値
| 29歳以下 | 8.4 以下 |
|---|---|
| 30~39歳 | 8.5 以下 |
| 40~49歳 | 9.9 以下 |
| 50~59歳 | 11.3 以下 |
| 60~69歳 | 12.9 以下 |
| 70歳以上 | 15.0 以下 |
異常値を示す疾患
高値を示す疾患
- 糖尿病
- 腎機能低下
- 慢性閉塞性肺疾患（COPD）
- 睡眠時無呼吸症候群
- 狭心症
- メタボリックシンドローム
- 慢性腎不全
- 慢性腎炎
- 動脈硬化症
- 糖尿病合併症
- 末梢血管疾患
- 脳梗塞
- くも膜下出血
- 脳内出血
- 心筋梗塞
- 高血圧症
- 全身性エリテマトーデス
- など
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値＝正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値＝罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。