皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられる「中性脂肪」の血中の値を測定する検査。
中性脂肪は、エネルギー源となる他、組織の維持・体温維持・外力の緩和などの役割を担う物質であるが、過剰になると肥満や動脈硬化の原因となるため「メタボリックシンドローム」の診断基準の1つとしても用いられる。
30~149 mg/dL
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。