のぞき癖診断検査

doctor iat
検査対象
窃視障害

警戒していない人の着替えや性行為を見ることに対し、強烈な性的興奮を覚える、などといった症状や病態を示す精神疾患「のぞき癖」を診断するための検査。
本人の主観および家族など周囲の人々による客観的観察により得られる情報をもとに、DSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)・ICD(国際疾病統計分類)等の基準に基づき医師が問診、診察を行い診断が下される。

診断基準 DSM-5 「窃視障害(Voyeuristic Disorder)」より

  • A.少なくとも6ヶ月間にわたり、警戒していない人が裸になっている、衣類を脱いでいる、または性行為を行っているのを見ることから得られる反復性の強烈な性的興奮が、空想、衝動、または行動に現れる。
  • B.同意していない人に対してこれらの性的衝動を実行に移したことがある、またはその性的衝動や空想のために臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
  • C.このような興奮を経験および/または衝動を実行した人は、18歳以上である。

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。