内視鏡や外科的手法により採取した「細胞」を顕微鏡で観察し調べる検査。
細胞検査は「細胞診」とも呼ばれ「悪性腫瘍」の種類や悪性度などを知るための診断指標となる。
パパニコロウ分類 ClassⅡ 以下
パパニコロウ分類 |
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ClassⅠ | 異型 または 異常細胞がない |
ClassⅡ | 異型細胞があるが悪性所見はない |
ClassⅢ | 細胞学的に悪性を疑うが確定的ではない |
ClassⅢa | おそらく良性異型 |
ClassⅢb | 悪性を疑う |
ClassⅣ | 細胞学的に強く悪性を疑う |
ClassⅤ | 細胞学的に悪性が確定的である |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。