パッチテスト

doctor iat
検査対象
皮膚

アレルギー疾患が認められる際に、想定されるアレルゲン(アレルギーの原因物質)を用いて、その皮膚反応によりアレルゲンを特定する検査。
想定される数種類の抗原液をガーゼに塗布し、皮膚や粘膜に貼り付けて24~72時間後にその部位に生じた反応で判定する。

基準値

反応なし (-)
疑わしい反応(弱い紅斑) (±)
弱い陽性反応(紅斑、浸潤、丘疹) (+)
強い反応(紅斑、丘疹、水疱瘡) (++)
きわめて強い反応(水疱形成) (++)
刺激反応 (IR)

検査の対象となる主な疾患

  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性鼻炎
  • アレルギー性結膜炎
  • 花粉症
  • など

備考

概要

化粧品や薬品などによって起こるⅣ型アレルギーの有無を調べることができます。

メリット

アレルゲンを特定することができます。

デメリット

検査の際、アレルギー反応が過剰におこる可能性があります。

注意事項

①検査3日前からステロイド剤の服用を控える
②検査中は検査部位を擦らない

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。