脂質の1種であるコレステロールには、脂肪酸と結び付いた「エステル型」と結合せず遊離した「遊離型」の2つがあり、これらを合わせた「総コレステロール」の値を測定する検査。
コレステロールは、細胞膜の構成成分である他、胆汁酸やステロイドホルモンの材料でもあるが、血中濃度が高くなると動脈硬化の原因となるため、その進行状況を知る指標となる。
120~219mg/dL
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。