低干渉性光源から照射される近赤外線(850 nm 程度)を眼底に当て戻ってくる反射波を画像化し網膜の状態を調べる検査。
「光干渉断層検査(OCT)」は、眼球に対し非接触・非侵襲的に「加齢黄斑変性」などの診断を可能にさせる。
概要 | 通常の眼底検査と違い眼底の断面を画像化するため、黄斑など網膜の異常だけでなく、視神経の異常や新生血管(異常な血管)の有無・大きさ・形・深さなどもわかります。また、新生血管と中心窩(黄斑の中央にある黒ずんだくぼみ)との位置関係を調べること |
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メリット | 数分で検査が完了するとともに、眼球に対し非接触・非侵襲的であるため、患者にかかる負担はほとんどありません。 |
デメリット | 散瞳薬を用いるため、検査後3時間ほど光に対して極端に眩しく感じます。 |
注意事項 | ①検査当日のマスカラやアイラインなどの化粧は禁止 ②検査直後の車の運転は禁止 |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。