ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型確認検査(HTLV-Ⅰ確認)

doctor iat
検体
血清

母子感染または、血液、性液などを介して感染する「ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-Ⅰ)」への感染の有無を調べる検査。
ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型は、成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスであるため「ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型スクリーニング」の検査で陽性となった場合には感染の有無を断定するために、この「ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型確認検査」を行う。

基準値

陰性(-)

異常値を示す疾患

陽性を示す疾患

  • 成人T細胞性白血病
  • T細胞性悪性リンパ腫
  • HTLV-Ⅰ関連脊髄疾患
  • HTLV-Ⅰ関連ミオパシー
  • HTLV-Ⅰキャリア
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。