免疫グロブリンの働きを補助する血清タンパクの一種「補体」の一つである「補体C4」を調べる検査。
補体は生体が病原体を排除する際、細菌などの細胞膜を融解し穴を開ける役割を果たす物質で、そのキーファクターとなる補体成分の活性を調べることで原因疾患や病態の把握が可能となる。
13~35 mg/dL
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。