「塩基過剰(BE)」は酸塩基平衡検査の一つで、正常な血液酸塩基平衡の値である pH7.4 に対する動脈血の pH の過不足を修正するのに必要な酸または塩基の量のこと。
「アシドーシス」「アルカローシス」をおこす疾患の診断に用いられ、酸素分圧、二酸化炭素分圧、酸素飽和度、重炭酸イオン濃度、水素イオン濃度などと同時に測定される。
-2~+2mEq/L
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。