主に飲食物により経口感染するRNAウイルスである「A型肝炎ウイルス(HAV)」に関する検査の一つ。
A型肝炎ウイルスの潜伏期間は2~6週間であるが、発症後数日で「IgM-HA抗体」と呼ばれる免疫グロブリン抗体が出現するため、それを見ることでA型肝炎の診断指標とする。ただし「IgM-HA抗体」は3~6ヶ月でほぼ消失する。
陰性(-)
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。