溶血性貧血の原因となる赤血球に対する抗体「抗赤血球抗体」の有無を調べる検査。
クームス試験には「直接クームス試験」と「間接クームス試験」があり、「間接クームス試験」は被験者の血清に抗体が存在するかを調べるもので、輸血の際に血液が適合しているかを調べる「交差適合試験」などにも用いられる。
陰性(-)
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。