骨に集まる性質を持つ放射性同位元素(RI)を静脈に注射したのち、3時間後、シンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「骨シンチグラフィー」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ、悪性腫瘍の骨転移、原発性骨腫瘍、代謝性骨疾患、骨髄炎、骨壊死などの診断に用いられる。
概要 | この検査に用いる放射性同位元素(RI)は骨代謝が亢進した造骨部分により多く吸着する性質があるため、病変部と健常部との集積比を計算することで、病変の活性度を評価することもできます。 |
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メリット | 骨腫瘍の診断に威力を発揮するため、他の組織の腫瘍が骨へ転移しているか調べる時に頻繁に利用されています。 |
デメリット | 放射性同位体が骨へ集積するのに時間がかかるため、撮影するのが遅くなります。 |
注意事項 | ①妊娠している方は医師に申告する ②金属類をすべて外す |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。