血糖(BS 、BG)

doctor iat
検体
血漿

血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度を測定する検査。
糖尿病など「糖代謝異常」をきたす疾患の診断指標となる。
血糖は、食事・運動・ストレスなどにより常に変化し、日内変動も大きい。

基準値

空腹時血糖 60~110 mg/dL
食後2時間値 100~140 mg/dL

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 糖尿病
  • 末端肥大症
  • グルカゴノーマ
  • 甲状腺機能亢進症
  • 原発性アルドステロン症
  • 慢性膵炎
  • 巨人症
  • クッシング症候群(Cushing 症候群)
  • など

低値を示す疾患

  • 下垂体機能低下症
  • 低グルカゴン血症
  • アジソン病
  • インスリノーマ
  • アルコール性低血糖
  • 糖原病
  • 糖原病Ⅶ型
  • シーハン症候群(Sheehan 症候群)
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。