骨髄シンチグラフィー

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検査対象
骨髄

造血骨髄に集まる性質を持つ放射性同位元素(RI)を静脈に注射したのち、2日後、シンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「骨髄シンチグラフィー」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ、溶血性貧血、悪性貧血、再生不良性貧血などの診断に用いられる。

検査の対象となる主な疾患

  • 溶血性貧血
  • 悪性貧血
  • 再生不良性貧血
  • 真性多血症
  • 骨髄線維症
  • 骨髄腫瘍
  • など

備考

概要

頭蓋骨・胸骨・脊椎骨・骨盤骨・上腕骨・大腿骨などにある造血骨髄に集積する性質があるため、造血骨髄の分布や活性度、全身性又は局在性の造血骨髄疾患を調べることもできます。

メリット

X線検査や骨シンチグラフィーでは知ることができない造血骨髄の分布や活性度を正確に調べることができます。

デメリット

放射性同位体が骨髄へ集積するのに時間がかかるため、撮影するのが遅くなります。

注意事項

①妊娠している方は医師に申告する
②金属類をすべて外す

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。