副腎髄質に集まる性質を持つ放射性同位元素(RI)を静脈に注射したのち、2日後、シンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「副腎髄質シンチグラフィー」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ、褐色細胞腫、神経芽細胞腫などの診断に用いられる。
概要 | この検査に用いる放射性同位元素(RI)はカテコールアミン産生細胞に集積するため、カテコールアミンを産生する褐色細胞腫や神経芽細胞腫の有無を調べることができます。 |
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メリット | 副腎髄質内の褐色細胞種だけでなく、異所性病巣や転移巣なども描出することができ、CT検査やMRI検査と違って全身を調べることができます。 |
デメリット | 検査前後にルゴール液(薬液)を服用する必要があります。 |
注意事項 | ①妊娠している方は医師に申告する ②金属類をすべて外す |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。