経直腸門脈シンチグラフィー

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検査対象
門脈

放射性同位元素(RI)を直腸より体内へ注入した直後、シンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「経直腸門脈シンチグラフィー」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ、門脈圧亢進症などの診断に用いられる。

検査の対象となる主な疾患

  • 門脈圧亢進症
  • 胆道閉塞
  • 肝肺症候群
  • 肺動静脈瘻
  • 肺胞過剰換気
  • など

備考

概要

この放射性同位元素(RI)は門脈を通して肝臓や肺に集積するため、門脈循環の異常を調べることができます。

メリット

他の検査ではわかりづらい門脈の機能を調べることができます。

デメリット

極めて僅かながら放射線による被ばくがあります。

注意事項

①妊娠している方は医師に申告する
②金属類をすべて外す

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。