心筋の細胞に集まる性質を持つ放射性同位元素(RI)を静脈に注射したのち、30分後または70分後、シンチカメラと呼ばれる専用の装置を用いて放射性同位元素から放出される放射線を捉え、得られたデータをコンピューターで処理し画像化する検査。
「心筋血流シンチグラフィー」は、アイソトープ検査・RI検査・核医学検査などとも呼ばれ、心筋梗塞、狭心症、心不全などの診断に用いられる。
メリット | 心筋組織の各部位の血液量がわかるため、虚血性病変や先天性心疾患などによる虚血部位を視覚的に確認することができます。 |
---|---|
デメリット | 正確に診断するため薬物や運動などによって負荷をかける場合が多く、検査時間が長くなってしまいます。 |
注意事項 | ①妊娠している方は医師に申告する ②金属類をすべて外す |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。