便潜血反応

doctor iat
検体
便

正常では混じることのない、便に含まれる「血液」の有無をみる検査。
主に「化学法」と「免疫法」の2種類の検査方法があるが、化学法は偽陽性となりやすいため、最近では免疫法が主流となっている。
「消化器系の異常」などの診断指標となる。

基準値

陰性(-)

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 食道炎
  • 痔疾
  • 直腸炎
  • 直腸がん
  • 小腸がん
  • 寄生虫感染症
  • クローン病(Crohn 病)
  • 紫斑病
  • 白血病
  • 感染性大腸炎
  • 食道潰瘍
  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 潰瘍性大腸炎
  • 逆流性食道炎
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃がん
  • 胃潰瘍
  • 食道がん
  • ウィスコット・アルドリッチ症候群(Wiskott-Aldrich 症候群)
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。