骨格筋や心筋に存在するタンパク質の一種「ミオグロビン(Mb)」の値を測定する検査。
ミオグロビンは、酸素と結合しやすく、赤血球が運んできた酸素を受け取る働きを担っているため、筋肉に障害が起こると尿中に流出し高値を示すことから、主に「心筋梗塞」や「筋ジストロフィー」など筋肉破壊を伴う疾患の診断指標とされる。
10ng/mL 以下
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。