腹部X線

doctor iat
検査対象
腹部内蔵

放射線の一種であるX線を腹部に透過させ、その透過度合いの違いをフィルムに写しとる検査。
「腹部X線」は、透過しやすい部分が黒く写るため、その中で白く写っている部分を調べることにより何らかの異常を見つけることができる。
腰椎・骨盤・腹部内臓などに生じた疾患の診断指標とする。

検査の対象となる主な疾患

  • 腸閉塞(イレウス)
  • 腎臓結石
  • 尿管結石
  • 膀胱結石
  • 尿道結石
  • 腸管穿孔
  • 膵臓結石
  • 総胆管結石
  • 胆嚢結石
  • 肝内胆管結石
  • 腹水
  • 虫垂炎
  • がん性腹膜炎
  • 感染性腹膜炎
  • 結核性腹膜炎
  • 絨毛がん
  • 小腸がん
  • 敗血症
  • カンピロバクター感染症
  • クローン病(Crohn 病)
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 大腸憩室
  • 直腸炎
  • 食道静脈瘤破裂
  • 食道静脈瘤
  • 腹部大動脈瘤
  • 子宮内膜症
  • など

備考

概要

腹部全体にX線を照射して平面撮影し、腰椎・骨盤・腎臓の形状、お腹のガスや横隔膜の状態などを調べる検査で、腹痛などの症状がみられた場合や腸管内にガスが溜まっていると予想された場合に行われます。

メリット

検査時間が2~3分と非常に短く、苦痛もなく検査することが出来ます。

デメリット

極めて僅かながらX線による被ばくがあります。

注意事項

①撮影時は大きく息を吐いて、しっかり止める
②ベルトなどの金属類は外す
③妊娠している人は医師に申告する

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。