「網膜電位検査」は、白内障・角膜混濁・硝子体出血などにより眼底を見ることが出来ない場合などに、電極の付いた特殊なコンタクトレンズを用い網膜に光刺激を加え、それによって起こる電位変化の波形から網膜の状態を調べる検査。
白内障や角膜移植の手術前の適応診断のほか、「網膜剥離」「網膜色素変性症」「黄斑変性症」などの診断にも用いられる。
メリット | 白内障や角膜が濁っていたり、硝子体に出血がある場合でも行うことができます。 |
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デメリット | 散瞳薬を用いるため、検査後3時間ほど光に対して極端に眩しく感じます。 |
注意事項 | ①検査当日のマスカラやアイラインなどの化粧は禁止 ②検査直後の車の運転は禁止 |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。