炭水化物を分解する消化酵素「アミラーゼ」には分泌器官の違いにより、プチアリンという唾液腺由来の[S型]とアミロプシンという膵臓由来の[P型]の分子構造が異なる2種類の酵素(アイソザイム)が存在するため、その割合を調べることでアミラーゼ検査だけでは不十分な疾患の絞り込みを行う検査。
「膵臓疾患」や「唾液腺の異常」などの診断指標となる。
S型 | 27.0~51.0 % |
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P型 | 39.0~73.0 % |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。