妊娠初期に胎盤の絨毛組織から分泌される性腺刺激ホルモン「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)」の値を測定する検査。
ヒト絨毛性ゴナドトロピンは、胎盤で産生されるため「妊娠の有無」や「妊娠の経過」の診断指標となるほか、癌などによっても上昇するため「腫瘍マーカー」としても用いられる。
妊婦 | 6週以下 | 1,100~ 62,600mIU/ml |
7-10週 | 1,800~19,1000mIU/ml | |
11-20週 | 3,100~ 12,500mIU/ml | |
21-40週 | 1,400~ 29,400mIU/ml | |
非妊婦 | 2.5mIU/ml 以下 | |
男性 | 2.5mIU/ml 以下 |
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基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。