便の細菌検査

doctor iat
検体
尿

便を採取し、糞便中に多く存在する菌の中から感染症の原因となった菌の種類を培養同定検査により特定する検査。
「腸炎」を引き起こす腸管感染症の診断指標とされる。

基準値

陰性(-)

異常値を示す疾患

陽性を示す疾患

  • サルモネラ菌感染症
  • 腸炎ビブリオ感染症
  • カンピロバクター感染症
  • ブドウ球菌感染症
  • 赤痢菌感染症
  • コレラ菌感染症
  • 腸管出血性大腸菌O26感染症
  • 腸チフス
  • 直腸炎
  • クロストリジウム・ディフィシル感染症
  • 腸管出血性大腸菌O157感染症
  • 腸管出血性大腸菌O111感染症
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。