薬剤(抗菌薬)感受性検査

doctor iat
検体
喀痰、血液など

細菌培養同定検査により検出された菌に対し、抗菌薬を作用させて、その効果の有無や程度を調べる検査。
罹患している感染症の原因菌により有効な抗菌薬を選ぶための指標となる。

基準値

S (感受性) 通常投与量で、臨床的有効性が期待される
I (中間) 大量投与・局所投与などにより、臨床的有効性が期待される
R (耐性) 臨床的有効性が期待できない

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。