関節腔に存在する関節液を穿刺により採取し、その性状や成分などを調べる検査。
関節液は、関節の潤滑な運動や軟骨への栄養補給の役割を担っているため、炎症などが起きると産生量が増加するほか、粘度や色など性状や成分に変化が生じる。
そのことから「関節リウマチ」や「変形性関節症」「痛風」などの診断指標とする。
色調 | 無色~淡黄色 |
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透明度 | 透明 |
粘度 | 高い |
赤血球数 | 数個/μL 以下 |
白血球数 | 200/μL 以下 |
糖 | 血糖値 |
異常所見 |
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基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。